居場所が無い...私の場所が無い...
何処に行っても私は「無の存在」
そしていつも周りの空気に入れない
私は何時までこうしているの?

それは私の罪であり 私の償い
人を拒み 不幸に陥れた
そんな私は悪魔?それとも疫病神?

「孤独」それは悲しみの最果て
支えの1つも無い世界で
ただ1つの存在として生きていく
誰も味わった事の無い想い

背中にあるのは 緋色の翼
これは私の 枷代わり
まるで滴る血の様な...

今日も誰も私に気付かないまま
目の前を通り過ぎてゆく
それを見送り続けるこの眼は
最早無機の硝子みたいになっている

今更ながら 後悔してる
何故何もしなかったのか...
何故歩み寄っていかなかったのか...
何故1人で何もかも...

感情を中途半端にばら撒いて
人を惑わせ 困らせてきた
妙に演技で誤魔化そうとして
そして本当の姿を微かに醸す
気付いて欲しかったから...
結局どうして欲しかったのか
誰にも教えなかったから...

これは私の罪であり 私の償い
人を拒み 不幸に陥れた
そんな私は悪魔?それとも疫病神?

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